新海元一(織田裕二)は、光太(田中奏生)と別れ、アパートを借り独り暮らしを始める。一方、紗世子(鈴木杏樹)も、光太とふたりで新たな暮らしを始めていた。元一との暮らしのなかで、靴ひもを自分で結ぶなど自立心が芽生え始めた光太を見て、目を細める紗世子。それぞれの家のカレンダーには、同じ日に印がついている。それは、元一が光太に会うために長野にやってくる日だ。
日藤物産では、元一らインターンシップ参加者が集められ、中間審査発表会が行われた。その席で、福原社長(市村正親)は、提出した赤字事業立て直しプランの課題で、たったひとつだけ会社の想像を超える素晴らしいものがあったと話す。それは、元一が出した健康食品会社の立て直しプランだった。しかし、ビジネスに必須な収支の計算ができていないことから、元一の中間審査は、参加50名中17位と振るわないものだった。
正社員になれるのは、50人の中でわずかひとりというシビアな状況の中、会社から最終課題が出される。それは、日本の総合商社が一同に会する展示会において、10人ひと組のグループで、飲食物の販売を行うというものだった。元一は、自然とチームの中心的な役割を担い、準備を進めていく。元一は、光太に再会することを心の支えに、わき目もふらず仕事に集中するが…。