窮地に立たされていた首無と毛倡妓にゆらが助けに入り、龍炎寺は再び封印された。しかしゆらも鬼童丸に捕らえられ、術者としてその生き胆を羽衣狐への捧げられそうになる。そこへ竜二と魔魅流、そして黒田坊が助けに入る。奴良組妖怪が強力な京妖怪と対峙し、陰陽師がこれを封印する。人と妖が力をあわせてこそ、京妖怪に対抗しうる戦いとなるのだった。 一方、鞍馬山で修業を積んでいたリクオには時間が残されていなかった。相手の認識をずらし、その攻撃をかわすぬらりひょんの畏。しかしそれだけでは土蜘蛛のような強大な妖は倒せない。相手に届く刃がリクオには必要とされていた。牛鬼に協力していた大天狗だったが、リクオから祢々切丸(ねねきりまる)を回収しようと襲いかかる。大天狗が本気で刃を向けてくる中、リクオは新たな技を生み出そうとしていた。