教え子の金麗(ZOE)を助けようとして、公務執行妨害で手錠をかけられてしまった日本語教師の嘉納ハルコ(仲里依紗)。もちろん光文学院始まって以来のことだった。警察署に拘留された翌朝、迎えに来た鷹栖(池田成志)とともに学校に戻ると、そこに東京入国管理局の池上(近江谷太朗)が訪ねて来る。所属する教師が逮捕された事実により、今後入学を希望している外国人留学生へのビザ発給が停止される可能性があるという。
それは、この学校がつぶれ、生徒たちがこの場所で勉強できなくなることを意味していた。卒業試験まであとわずか。
しかし、これ以上周囲に迷惑をかけるわけにはいかない。
ハルコは、愛する教え子たちのために「日本語教師を辞める」ことを鷹栖らに告げ、最後の授業へと向かった…