嬉子は思い残すことがないように別居中の夫・保を訪ね、すべてを打ち明けた。魔法を自ら封じたさやかに業を煮やしたリルムの評議会は、ついに街の強制消去を決定する。不穏な風の中で、嬉子は最後の抵抗を試みていた…。