槍術で知られる宝蔵院の門を叩いた武蔵(市川新之助)は、巨漢の僧・阿厳(武藤敬司)を一撃で倒す。武蔵に賭け試合を断られた牢人たちは、武蔵の名で宝蔵院を挑発する立て札を立てる。立て札を見た武蔵は翌朝、般若坂に赴き、報奨金をもらおうとする牢人たちに取り囲まれる。やがて、実戦の中で大小の刀を使う二刀流に開眼した武蔵は無敗を誇る宝蔵院の当主・胤舜(浜田学)立ち合いを申し出る。