京へ向かう又八(堤真一)と別れ、一人故郷へ戻った武蔵(市川新之助)は、お杉(中村玉緒)に「息子を殺した」と疑われ、役人に取り囲まれる。お通(米倉涼子)に救われた武蔵だったが、千年杉に吊られてしまう。武蔵の行く末を案じた沢庵(渡瀬恒彦)は、武蔵の身柄を引き受けたいと申し出る。だが、乱闘の折、武蔵が深手を負わせた村人の一人が死んだと判明する。武蔵の命が危ないと悟ったお通は、皆の目を盗んで武蔵を逃がす。