憲二の初出場ダービーは、優出したものの結局6着で終わった。一方、ライバル洞口は次のレースに備えビデオを見ていたが、ダービーでの憲二のタッチスタートがフラッシュバックして脳裏を離れない。そこに父・武雄が訪ねてきて、今のままでは波多野には勝てない、勝つためにはオレと組めという。しかし雄大は断った。自分が競艇選手になったのは家族をかえりみず、愛知の巨人と言われいい気になっている父親を潰すためだ、と言うのだ。それを聞いた父・武雄は「ずいぶんとちっぽけな目標だったんだな」と部屋を出て行く。