体調を崩して訓練が遅れている晴は、他のP訓たちより一週間遅れての最終審査を迎えることとなる。先に審査を終えた4名は無事合格する。しかし千里を脱落させてしまった国木田は教官として責任と焦りを感じ、また自身のバディだった弦太の思い出とも重なり、訓練中に思わず晴を怒鳴ってしまう。国木田の落ち着かない様子を感じた篠崎は国木田を激励する。また篠崎は千里にかつて国木田と弦太の間にあった出来事を話す。それを聞いた千里は、国木田に晴には今まで通りきちんと向き合ってほしいと強く申し出る。一方、既に合格したP訓たちは晴の練習に付き合い、実際の審査で気づいたことを晴にアドバイスしていた。晴は母のことを気遣いながらも熱心に練習に励んでいた。その夜、国木田が食堂でかのこに弱音を吐いていると、千里から国木田とバディの話を聞いた晴が駆け寄り、国木田が最後まで自分の教官であってほしいと直訴する。そして国木田とP訓たちとの猛特訓が始まる。 一週間後、遂に審査の時が来る。P訓たちが廊下で聞き耳を立てる中、国木田は晴に合格を告げる。晴たち5名はシミュレーター課程を修了し、実機訓練へと進む。そんな折、晴は父から母が亡くなったという知らせを受ける。すると晴は国木田の胸で泣き崩れる。ちょうどそこに千里が見送りに現われ、二人の様子を見て呆然とする。その日からさらに10日が経ち、晴は悲しみを乗り越え、実際の機体を操縦し、空へ飛び立ってゆく。
Name | Type | Role | |
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櫻井剛/小峯裕之 | Writer | ||
Takeshi Narita | Director |