古崎由乃(剛力彩芽)の手によって消失させられてしまった星野新太(岡田将生)は、目を覚ますと会議室にいた。由乃に刺されたはずの胸を触るが無傷。
気配を感じ振り返ると、そこには衝撃の光景が。
沖江春奈(福田麻由子)、萩戸金次郎(岡田義徳)、木部徹(佐野史郎)、不破めぐみ(二階堂ふみ)ら消失したはずの面々がいたのだった。ここはどこなのか、と新太が聞くと、奥田陽介(平岡祐太)は「天国」だと答えた。
新太は、ここは「未来日記」を壊すことで発生する強い磁場が生み出した疑似的なブラックホールだろうと話し、木部に同意を求める。すると木部は、この部屋に見覚えはないか、と全員に尋ねてきた。
新太はそんな木部に由乃の正体について聞く。木部が消失するとき、由乃が何か重要なことを言ったのが見えたからだ。木部は、由乃は何もかも覚えていたと答える。そして、自分たちは「未来日記」を手にする前にこの場所で会っている、と。さらに言葉を続けようとした瞬間、木部はまたも消失してしまう。
その後、新太が森口類(本郷奏多)の所在を尋ねると、類は「未来日記」の所持者ではないからここにはいない、と春奈が答えた。それを聞いた萩戸が、新太の父親・九郎(光石研)も所在不明だと話す。そして、何かを思い出したように話し始めるが、彼も突然、消失してしまった。すると今度は、春奈の脳裏に記憶がよみがえっていく。春奈は新太に言った。「私たち全員、死んでる」と――。