抱きしめてもいいですか?

三崎結花(常盤貴子)や浅海暁生(窪塚洋介)らの砂漠での“生活”も2週間が経過した。 食料や水をはじめとする物質的なものが尽きかけている状況で、大友唯(山下智久)や高松翔(山田孝之)ら生徒たちは、時空を超えるという意味、そして今そこに自分たちが存在しているという意味を探り、その中に希望を見出そうとする。 再会の約束が果たされないまま学校と共に姿を消した結花に想いを残す藤沢隆太(妻夫木聡)は、修業をしている寿司屋の客から、消えた本倉高校の生徒や教職員の慰霊碑建立計画を聞く。結花はどこかで生きている、どこかでそう自分に信じ込ませていただけに、隆太は死者として結花の名が刻み込まれることに大きなショックを受けていた。そして、それでも忘れられない結花への想いを新たにする。 結花の心の中に常に隆太の存在を感じることに嫉妬心を拭い切れない暁生を、結花は深夜のデートに誘い出す。そして、暁生にずっと秘密にしておいたものを見せる。それは正に2002年の現代で建立計画が進められている『自分たちの慰霊碑』だった。現代では自分たちは死んだものとされていることで、助けは決して来ないことを認識し、やはりここが未来だと確信する2人。 その整理しきれない感情の中で、暁生は結花に、結花がかけがえのない存在だと、そして、これから待ち受ける未来をずっと一緒にいたいと告白する。

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  • Originally Aired March 6, 2002
  • Runtime 45 minutes
  • Network Fuji TV
  • Created October 18, 2016 by
    Administrator admin
  • Modified January 13, 2023 by
    aeo2121