ハジメ(ユースケ・サンタマリア)は、妻の陶子(石田ゆり子)と正式に離婚した。陶子は、ひとり息子の力(加藤翼)を連れて実家に身を寄せる。 ハジメは、仕事に打ち込むことで離婚のショックから立ち直ろうと決意する。ところがその矢先、思わぬ事態が起きた。現代公論社が、大手出版社の講学館に吸収合併されることになったというのだ。しかも、それに伴って『現代公論』は休刊になることが決定しているのだという。編集長の小町(江波杏子)は、広告主や作家への説明、契約等の処理を法務部の至宝(西村雅彦)と連携しながら進めるよう玉子(ともさかりえ)や轟(沢村一樹)らに指示すると、正式な休刊決定が出るまではいつも通り仕事を続けるよう命じた。しかしハジメは、『現代公論』の休刊は受け入れられない、と言い出し、講学館社長・斐川(佐戸井けん太)の元に掛け合いにいってしまう。 ハジメが講学館に着くと、ちょうど斐川は外出するところだった。ハジメは、無礼を承知で斐川に走り寄ると、必ず部数を伸ばしてみせるからチャンスがほしい、と土下座して頼み込む。しかし斐川は、どの雑誌を続けるかは経営判断だ、と言ってハジメの申し出を取り合わなかった。 あくる日、編集部にカメラマンの恵介(鈴木浩介)がやってくる。恵介は、恋人の亜里沙(MEGUMI)が元AV嬢だったことから両親に結婚を反対されていたが、ようやく説得することができたのだという。恵介たちから仲人を頼まれていたハジメは、陶子と離婚したことを恵介に告げる。ハジメ夫妻の後輩でもある恵介は大きなショックを受けながらも、結婚式には是