ハジメ(ユースケ・サンタマリア)は、アーリントンホテルの一室で、陶子(石田ゆり子)と彼女の浮気相手・春木(藤井フミヤ)と対峙する。ハジメは、 Q&Aサイトでのアドバイスを思い出し、冷静さを保つよう自分に言い聞かせると、陶子と春木の姿を携帯電話のカメラで撮影した。証拠を押さえて事実関係をはっきりさせなければならないからだった。 春木も既婚者であることを知ったハジメは、「あなたにとっては遊びなんですよね?」と彼に尋ねた。しかし春木は、すぐには答えなかった。陶子が指輪をはずしていることに気づき、動揺するハジメ。すると春木は、お互いに家庭を崩壊させるつもりで会っているわけではないのだからそういう意味では遊びになる、とハジメに答えた。が、続けて春木は、陶子に恋をしてしまったのは事実だ、と告白した。春木の言葉を聞いて頭に血が上ったハジメは、話し合いを続けることを拒否し、離婚しようと陶子に言い放つと、部屋の壁を殴りつけて出て行ってしまう。 部屋を後にしたハジメは、ホテルまで同行してくれた轟(沢村一樹)と合流する。ハジメは、陶子に離婚を言い渡してきたことを轟に話した。離婚話を突きつけて外に出たら陶子が追いかけてくると思ったのに何も起きなかった、と力なく話すハジメ。轟は、そんなハジメを、とりあえず行きつけのバー『鴎外』に連れて行く。 『鴎外』でハジメと轟が話していると、そこに至宝(西村雅彦)がやってくる。至宝は、ハジメが撮影した陶子と春木の写真を見ながら、法的手段に訴えるなら明確な情報が必要だ、と告げる。陶子たちが、いつからど