突然「貫井企画」に現れた吉武(西村雅彦)。
籐子(深津絵里)、貫井(堤真一)、壮吾(坂口憲二)らは予期せぬことに驚くが、吉武は来るなり帳簿などの書類を見ると「どんな資金計画を立ててるんだ!?」と言い放ち、「貫井企画」に入る意思を示した。なんと吉武は籐子の頼みを受け入れてくれたのだ。
貫井は猛反対する壮吾を制しながら、「話は今抱えている仕事が終わってからだ」と言った。だが籐子は、そんな二人のやりとりを聞きながらもあらたに制作する名刺のリストに吉武の名前をそっと加えたのだった。
一方、春菜(矢田亜希子)は日に日に募るばかりの貫井への思いを籐子に打ち明け続けていた。「自分から映画に誘ってもいいものか」などと話し、さらに「この前のデートの時はキスもしてくれなかった」と落ち込んでいる・・・。どう言っても容易にはフォローできない春菜の様子に籐子はタメ息をつくばかり。
数日後、広小路製薬の仕事が無事終了した。早速、打ち上げに繰り出す三人だが、壮吾は吉武を誘うことをためらった。何日か前、あるデパートの屋上でぼんやりしているだけの吉武を見かけたことで、決定的に信頼できなくなっていたのだ。その時、吉武は手にしていた封筒を貫井に差し出すと、そのデパートから取ってきたという新たな仕事のことを話すのだった。
一仕事を終えてビールをあおる貫井は実に嬉しそうで絶好調だった。壮吾は、香里(久我陽子)との約束がキャンセルになったこともあり、引き続き事務所にて二次会をやろう!と大乗り気。そして、そこで真っ先に話題に上ったのが、春菜の気持ち