真由子が名付け親となり手塩にかけた直巳(竜星涼)は、20年後、理想の美しい男となっていた。彼を「自分のものにする」という復讐を遂げた真由子。だが、彼女にとって「復讐の道具」に過ぎない直巳は、彼女への想いを募らせていた。一方、どこまでもすべてを欲しがる百合には、諒一だけではなく、真由子のもうひとりの大切な人を奪った過去が。真由子の脳裏には、ある男性の膝の上に横たわる百合の姿があった。