家庭教師の吉本荒野(櫻井翔)が沼田家にやって来る。出来の悪い次男、茂之(浦上晟周)のために、母親の佳代子(鈴木保奈美)がインターネットで見つけた“100%東大合格”をうたう吉本のホームページを見つけて依頼したのだ。
吉本荒野(櫻井翔)は、沼田家次男・茂之(浦上晟周)が1週間続けて学校に通ったら家庭教師を辞めると約束。翌日、吉本は茂之の行動を監視するためか、早朝から沼田家に顔を出した。
夜の山道で車を運転する吉本荒野(櫻井翔)。助手席に座る沼田慎一(神木隆之介)は不安が募る。吉本と名乗るこの家庭教師は、東大の卒業アルバムに写っていた人物とは別人だった。
吉本荒野(櫻井翔)への疑いを拭えない沼田慎一(神木隆之介)は、インターネットで『吉本荒野を訴える会』というサイトを見つけた。慎一がサイトの管理人に相談があるとメールを送ると返事が来た。
吉本荒野(櫻井翔)の教え子である沼田茂之(浦上晟周)の成績が著しく上がり始めた。勇気ある愛の告白が成功した真野さくら(有川結女)の存在も影響してか、勉強に積極性が出てきたせいだ。
吉本荒野(櫻井翔)の暗躍のおかげで、沼田茂之(浦上晟周)は親友・園田満(松島海斗)との関係を取り戻し、学校でのイジメからも解放されようとしていた。逆に兄・慎一(神木隆之介)はすべての歯車が狂い始め、精神的にも追い詰められていた。
吉本荒野(櫻井翔)は、長男・慎一(神木隆之介)からの激しい反撃をかわし、何とか家庭教師解雇の危機を逃れた。対して慎一の代償は大きく、完全に家族から孤立してしまう。
沼田家の崩壊は、もう誰にも止められない…吉本荒野(櫻井翔)の放った辛辣な言葉も当の沼田家の面々には届かず、それぞれ勝手な行動をするばかりだった。
吉本荒野(櫻井翔)によって沼田家は完全に崩壊した…。あくる日になっても家族の間には会話ひとつなく、家の中も散らかったまま誰ひとり片付けようともしない…。
「呼ばれてないのにジャジャジャジャーン!」と帰ってきた吉本(櫻井翔)。 その時、沼田家ではちょうど母・佳代子(鈴木保奈美)が夫・一茂(板尾創路)ら家族に向かって離婚の意思を伝えていたところだった。