永井修平(岡田優)という青年が拳銃で撃たれ、即死した。目撃者によれば、逃走した犯人は50歳くらいの男で、発砲する直前に「あの世で娘に謝れ」と怒鳴ったらしい。永井は8年前に女子高生をレイプして絞殺するという罪を犯しており、3か月前に少年刑務所を出たばかりだった…。 糸村聡(上川隆也)は同僚刑事の佐久間裕司(八嶋智人)や長瀬清文(田中哲司)とともに、さっそく永井が殺した女子高生の家へ。父親の河田裕一(伊藤洋三郎)が妻と娘の遺影の前で、首を吊って死んでいるのを発見する。そこには、河田が永井を撃ち、銃を川に捨てた旨を綴った遺書が残されていた…。そのときだ。糸村は部屋の片隅に落ちていた鳥の羽に目を奪われる。羽にはどういうわけか、微量の白い粉が付着していた。気になった糸村は科捜研の村木繁(甲本雅裕)に鑑定してもらうことに。一方、佐久間と長瀬は刑事課課長・水沢響子(斉藤由貴)の指示に従い、凶器の拳銃を探すが、一向に見つからない。 ところがある夜、大きな動きが生じる。深夜の公園で、銃声が鳴り響くという事件が起きたのだ。さらに、糸村が河田の部屋で見つけた羽と白い粉が手がかりとなり、山崎和夫(徳井優)という男の存在が浮かび上がる。なんと、彼は12年前に月島中央署管内で発生した殺人事件の関係者だった…!