自宅に引き籠って1年になる小説家の山口百花は家の玄関前にうずくまっていた「小林サブロー」という男性を編集長から言われた新しい編集担当者だと勘違いする。 その編集担当者に百花は小説は書けないのではなく、書かないのだと説明し、泊まり込みをして待っていても意味がないので出版社に帰るよう促す。