Iori is sent out as Nebula’s pilot, charged with setting up two early-warning satellites in space. But this routine mission is just an excuse to try out some covert experimentation with the iDOL.
菊地 真がモンデンキントJPを去り、ふたたびネーブラのアイドルマスターとして適性を試される水瀬伊織。伊織は7年前、偶然から出会ったネーブラとの遭遇を回想する。幻想的な霧の中に巨体を佇ませ、音もなく飛び去っていくiDOL。その姿に、幼い伊織はアイドルマスターになることを心に決めたのである。
その出会いの日に、ふたたびアイドルマスターとしての適性を試されるのは偶然ではないと張り切り、ネーブラで軌道上に駆け上がる伊織。任務はドロップ早期警戒衛星を衛星軌道に投入すること。
伊織とネーブラのコンビネーションは好調で、無事に任務は終了するかに思えた。しかし、今回の任務で特別にネーブラに取り付けられたマスターユニゾン装置が作動し、ネーブラに異常が発生する。
マスターユニゾンとは、アイドルマスター抜きでiDOLを起動させ、コントロールするための試作装置だった。その作動にアレルギーのように拒絶反応を起こしたネーブラは停止し、そのコアは異常加熱を始めてしまう。急遽、マスターユニゾン装置の強制排除が試みられるが、外部からのコマンドは一切受け付けられず。コアの加熱は進行する。その温度が1000度を超えた場合、ネーブラの記憶や個性が消滅してしまうと知ったとき、伊織の決心が固まる。
「ふたりの出会いの記念日を、命日にはさせはしない!」
宇宙服を着込み、船外活動を開始した伊織は、手動でマスターユニゾン装置を排除しようというのだ。
慣れない船外活動に四苦八苦しながらも律子の応援と指示で、排除用の爆発ボルトをセットする伊織。しかし、その作動レバーが動かない…