Haruka and the others are at the beach, but this is no vacation – they are performing activation tests and pilot training for Imber and other iDOLs in the same town where Imber and Nebula were manufactured.
夏のある日、モンデンキントJPの面々は、iDOLの整備とスタッフの慰安をかねて、南の島の「整備島」へとやってきていた。そこはiDOLのボディパーツの開発とテストが行われている島である。
水着ではしゃぐ面々を後に、インベルの整備が行われている格納庫へと足を運ぶ春香は、徹底した分解整備でコアを剥き出しにしたインベルの姿に驚く。そこで春香はあずさから、iDOLと人類の出会いの物語を聞かされる。
……iDOLの本体であるコアは、ロスト・アルテミス=月の崩壊によって地球に降り注いだ隕石の中から発見された未知のシリコン結晶体であること。
無限のエネルギーを持つ、そのコアは5つ存在すること。
そのコアのインターフェースとして開発されたのが、巨大な人型フレームであり、それがiDOLであること。
そして、あずさは、心があるかのように見えるiDOLの反応も、ただの物理反射に過ぎないかも知れないと春香に告げるのだった……。
あずさの言葉に、iDOLという存在は何なのかと思いを巡らせる春香だった、しかしインベル自身にしか、その答えは解らないのかも知れない……。
その晩、春香は夜間訓練をあずさに申し出る。律子たちの手によって春香のリボンと同じピンク色に胸部をペイントされ、整備も完了したインベルとともに春香は夜の海上へと飛び立った。
コンペイトウスノーの輝く空の下で、あたかもデートする男女のようにフライトを楽しむ春香とインベル。
巨大ロボットであるインベルに、「心」を見出した春香は、改めてインベルに自分の自己紹介をはじめるのだった。