Chihaya is determined to get the Imber back, even if it costs Haruka her life. While Mondenkind deals with the crisis, Haruka winds up in the infirmary, having lost consciousness.
駆けつけた真のネーブラによって、辛うじて千早のヌービアムは撤退し、春香とインベルは危ういところを救われる。しかし、インベルは中枢であるコアこそ無事だったものの機体各部を破損し、春香も重傷を負ってしまった。
意識を回復したものの、壊れたインベルの姿を見て自分のせいだと泣き崩れる春香に、雪歩や伊織はなぐさめる言葉もない。
……一週間後、春香の傷も癒え、整備クルーの昼夜を問わぬ作業によってインベルの修理も完了した。しかし、スタッフの待ち望むインベルの起動実験にも、春香の心は沈んだままだった。幼い頃、離婚した両親のどちらにも引き取られなかった春香は、嫌われるという事に過敏になっており、インベルに嫌われたと思いこんでいたのである。その心を映してか、インベルも全く反応せず、春香による起動実験は失敗する。
誰にも告げず、ひとり故郷へと帰った春香の心を、えもいわれぬ後悔と寂しさの感情が襲う。そんな孤独な涙にくれる春香に一陣の風が吹きつけた!
春香の傍らには、巨大なインベルの姿があった。伊織の必死の説得が通じたのか、インベルは春香の故郷へ、彼女を迎えに来たのである。
風に乗り春香の元に舞い降りる一輪の白い小さな花。
iDOLとマスターはお互いの信頼を取り戻したのだった。