チリ・イースター島にあるモアイ像は、誰が何のために作ったのか?その数およそ900。長年の謎に科学者たちが挑んだ末、従来とはまったく違うストーリーが見えてきた。 謎解きに向き合ったのは、遺伝学者や人類学者たち。今回、イースター島の人々のDNAを最先端の技術で解析することで、初めて画期的な証拠が見つかった。 さらには「モアイ像が作られなくなった理由」「イースター島に伝わる未解読文字」といった数々の謎に、研究者が独自の切り口で迫る。見えてきたのは大陸との間で翻弄されてきた島の先住民たちの姿だった。