男として育てられた左近介は、非道の父を助けようとする八百比丘尼を斬りにでかける。寺で八百比丘尼を斬った後、屋敷に帰れなくなった左近介は、八百比丘尼が未来の自分自身であることを知る。 左近介は時間の輪の中に閉じこめられてしまったのだ。いずれ来る、自分自身に斬られる未来を見据えながら、左近介は寺を訪れる人・動物・妖怪の命を分け隔てなく救う生活を始める。