昭和10年、ハル一家は仲間の山下家と農園から夜逃げを図る。叔父らが監視に見つかり連行され、兄の実とも別れ、ハルと父母の3人だけになる。 一方、徳治の元でチーズ作りを習う日本のナツ。が、徳治が病死し牛飼いの仕事を引き継ぐことを決意する。 6年後、アメリカ人地主の土地でハル(米倉涼子)たちは順調に綿花を栽培していた。来年日本に帰れるめどがついた矢先に日米が開戦、ハルたち日本人は追放となる。知り合いのいる日系入植地を頼っていく一家。 ナツ(仲間由紀恵)も、戦争の時代を牛とともにたくましく生きていた。