昔のナツの手紙を手にしたハル。一方、ハルの手紙を読み返すナツ。 昭和9年、北海道に戻ったナツは伯母や従兄弟からいじめにあう。唯一の味方、祖母ノブ(渡辺美佐子)が急死し、ナツは家出を決行。そして牛飼いの徳治(井川比佐志)に拾われ、仕事を手伝い始める。 一方、ブラジルのハルたちは苦難を極めていた。今年の収支は赤字で借金しか残らないと聞き愕然とする一同。その上、兄の茂がマラリアであっけなく亡くなり、突然襲ったヒョウの被害でハルの作っていた野菜畑も全滅。絶望のハルは父に、この農園から逃げようと訴える。