鷹村の世界タイトル奪取で歓喜のルツボと化す会場。鴨川や一歩らジム仲間に祝福されて、満足そうに笑う鷹村。チャンピオンベルトを締め、青木に肩車された鷹村は、両手を高々と上げて歓声に応える。リングサイドの卓、渡、京香の兄弟たちも、心から喜んだ。 1週間後、ジムに等身大の鷹村の胸像が届けられた。台座に、『王座奪取記念』とあるのを見つけた一歩らは、鷹村がそれを試合前に注文していたと知る。ところが、青木が、この胸像の腕を誤って折ってしまった。 そんな中、鷹村は、胸像のミニサイズの置き物を300個も持ち、ご機嫌でジムに現れた。この置き物は、ひと儲けしようと考えて作った鷹村グッズ。胸像の腕のことを知った鷹村は、普段なら怒り心頭で大暴れなのだが、逆に青木に優しく話しかける。ミニ鷹村像を全て売りさばくよう鷹村に命じられた青木は、仕方なく繁華街の路上に座るはめになった。 まもなく、デビュー戦でKO負けした板垣の2戦目が行われた。元々、実力のある板垣は、初戦の黒星で吹っ切れたこともあり、あっさり1ラウンドKO勝ち。その夜、祝勝会をするという板垣家に招かれた一歩は、両親やファンだという妹・菜々子と一緒に、食事をすることになった。この板垣の家族がダジャレ一家で、一歩は、チャンピオン級の“ワザ”を連発する板垣の父親にやられっぱなし。 翌日、ダジャレ好きの鷹村は、チャンピオンのプライドもあって、板垣の父親に挑戦に出かけた。しかし、戻って来た鷹村は、返り討ちに遭ったらしく、板垣の父親を“師匠”と呼ぶまでになっていて―。
Name | Type | Role | |
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Sei Moriwaki | Writer | Screenplay | |
Kazuyuki Fudeyasu | Writer | ||
Jun Shishido | Director | ||
Eiichi Kuboyama | Director | Episode Director |