鷹村が王者・ホークに挑んだWBC世界J・ミドル級タイトルマッチの第2ラウンド。スピードを上げた鷹村に対し、ホークは、あざ笑うかのように相手のスピードに合わせて打ち合いを始めた。両者の動きに差はないものの、当たるのはホークのパンチばかり。鴨川は、この状態を冷静に見て、ホークがこの手の戦いに慣れているからだと分析する。 まもなく、ロープ際で捕まった鷹村は、ホークの連打を浴びて2度目のダウン。カウント8で立ち上がったものの、失神状態の鷹村は、ホークの位置を確認できない。残り30秒。鷹村はようやく意識を取り戻すが、次にダウンすればKO負けは必至だった。 ところが、ジャブをスウェイし、のけぞったホークに鷹村の左が偶然当たってから、形勢が変わった。さらにのけぞってパンチを避けるホークに鷹村の左が連続して命中。バランスを崩したホークは、マットに叩きつけられるようにダウンを喫したのだ。渦巻く歓声の中、カウント7で立ち上がったホークは、ダメージダウンではなかったため、ニヤニヤとおどけて見せる。 ホークの弱点が見えたと鴨川に告げた鷹村は、第3ラウンド開始早々、再び同じパターンでダウンを奪った。限界まで上体をそらすホークのスウェイバックは、もしパンチが当たれば一番不安定な体勢でダメージを受けるのだ。ブチ切れるホークを見た鷹村は、逆にケンカバトルで応え、ノーガードで相手を挑発。両者フルスウィングの必殺パンチが飛びかうも有効打がなく、第3ラウンドはそのまま終了した。 第4ラウンド。ケンカファイトに変えた鷹村は、リズムを取り戻して勢いづく。そ
Name | Type | Role | |
---|---|---|---|
Shinichi Ouchi | Writer | Screenplay | |
Kazuyuki Fudeyasu | Writer | ||
Jun Shishido | Director | ||
Tomoya Takahashi | Director | Episode Director | |
Kim Min-sun | Director | Episode Director |