世界戦を前にした記者会見で怒りのあまり、チャンピオンのホークに殴りかかろうとする鷹村。そんな鷹村を懸命に制止した一歩、青木、木村の3人は、記者会見後、藤井を交えて世界戦の行方を占った。 藤井の分析によると、ホークは、理詰めでかつ芸術的なボクシングをするリカルドとは正反対で、動物的なカン、闘争本能、傲慢なまでの自己顕示欲は、まるで 野生児といってもいい。繰り出すパンチが全て必殺パンチだと聞いた一歩らは、ホークのボクシングスタイルがまるで鷹村とそっくりだと気付いた。 鷹村には減量というもうひとつの難敵が控えていたが、一歩らは、ボクシングを始めるきっかけを作ってくれたちょっと荒っぽい恩人を心からサポートしようと思った。 まもなく、鷹村をもっと良く知るためにそのアパートを訪ねた3人は、鷹村の姉と弟だという京香、渡と遭遇した。鷹村の父親は、リゾート開発やホテルなどを手掛ける大手の鷹村開発の経営者で、鷹村はその次男。2人は、鷹村が近々世界戦に挑戦すると知り、激励に来たというのだ。 京香らの話によると、鷹村は子供の頃から有り余る腕力が災いし、数多くの事件を起してきた。そして、鷹村は、中学時代、長男・卓が出場したラグビー大会の会場で暴力事件を起したため、親から勘当され実家から追い出されていたのだ。 その頃、卓と会った鷹村は、全く違う立場から励ましを受けていた。鷹村が、多くの暴力沙汰で家に泥を塗ったという卓は、その汚名を雪ぐためにも世界一になれ、と言うのだ。だが、勝ったらいくつかの会社を任せるという卓に対し、鷹村は、自分の居場所はリン
Name | Type | Role | |
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Eri Kuno | Writer | Screenplay | |
Kazuyuki Fudeyasu | Writer | ||
Jun Shishido | Director | ||
Mana Uchiyama | Director | Episode Director |