バージョンアップしたGBNで、1人傭兵プレイを続けるヒロト。そんな彼に声をかける、カザミと名乗るダイバー。俺と組もうという提案にとりつくしまもなく拒否されたカザミだったが、めげる様子は一切見せない。彼の目的は、噂の隠しミッションの攻略だった。
フレディが伝説のフォースと息巻く「ビルドダイバーズ」を名乗らざるを得なくなったヒロト達。メンバーが様々な反応を見せる中、ヒロトだけがその名前に特別な感情を抱いていた。そんな中、再びフレディのミッションをプレイすることになった4人。フレディは彼らを自分が住む村へと招待する。
フレディの村を守るミッションを受けることになったビルドダイバーズ。事前に行ったリハーサルのバトルでは、拙いチームワークでどうしても村に被害を出してしまう問題が発覚。ヒロトは、村に損害を出すことなくクリアする秘策を皆に提案する。
フレディのミッションをGBNで導入された長編ストーリーミッションだと考えた4人は、ミッションの継続を決める。フレディに紹介されたレジスタンスのメンバーから、彼らが展開している反攻作戦の計画内容を聞くビルドダイバーズ。次の任務は、砂漠に存在するヒトツメの巨大基地の攻略に関わる陽動作戦だった。
作戦当日、遅刻して現れたパルヴィーズは、これまでの自身のふがいなさを嘆き、ビルドダイバーズを抜けたいという旨をメンバー全員に伝える。必死に引き留めようとするカザミ、冷静なメイ、そしてどこまでも現実的なヒロト。パルヴィーズの決意は固いが、その意思に反して強制的にミッションは開始される。
前回のミッションで1つ大きな成長を果たしたパルヴィーズ。しかし、カザミは自身が活躍できていないことに1人憮然としていた。そんなビルドダイバーズは、フレディの兄、ジェドがいるレジスタンスの基地へ出向くことになる。
ゴジョウからカザミのことを頼まれたヒロトだが、その真意をどうしても理解できない。一方のカザミも、自身の理想とは大きくかけ離れた現実との溝を埋める方法を見つけられず、ただもがくばかり。そんな危ういチームワークの中で、護衛・撤退戦のミッションが始まろうとしていた。
少しだけ、しかしとても貴重な前進をしたヒロトとカザミの関係性だったが、謎のガンプラ「ゼルトザーム」の急襲によりビルドダイバーズとレジスタンスは壊滅状態になってしまう。ムランがヒロト達に託したペンダントが逆転のカギになるのだと言うが……。メイは、マギーの店で情報収集を開始する。
ビルドダイバーズがチームであることをようやく意識し始めたパルヴィーズとカザミ。しかしヒロトは、自らの力だけで次のミッションをクリアしようと提案する。そんな彼に強い瞳で問いかけるメイ。ヒロトはただ、困惑するしかなかった。
ヒロトの盾となって攻撃を受け、大破するウォドムポッド。その中から現れたのは、モビルドール姿のメイ。彼女はGBNが生み出した電子生命体、ELダイバーだった。残りのビルドダイバーズのメンバーが驚きの反応を示す中で、モビルドールメイはガンダムゼルトザームに攻勢をかける。
宇宙(そら)渡しの祭りを終え、次のミッションに向かうビルドダイバーズとレジスタンスの一行。目的の軌道エレベーターへ続く地上ステーションのロビーに設置された扉をある方法で開けたヒロト達は、その先へ進むための準備を改めて行うために、一旦ログアウトする。ラストミッションかも知れない次の舞台は、宇宙だった。
アルスと名乗る存在との互いにかみ合わぬ会話の中、一旦月から離脱したビルドダイバーズを待ち受けていたのは、凄まじい数のヒトツメ、それらを従えるように佇むガンダムゼルトザーム。そしてさらに、ヒロト達を驚愕させる存在が現れた。
健闘も虚しく、月に隠されていた衛星砲から強烈な光が放たれてしまう。その影響は惑星エルドラの他の地域のみならず、GBN、さらにはヒロト達が住む世界中にまで及んでいた。今までの戦いが全てゲームではなく、本当に起こっていたことかも知れない。想像もつかなかった展開に、ヒロトは大いに戸惑う。だが今の彼は1人ではない。ビルドダイバーズがリアルで集う、それは必然の流れだった。
惑星エルドラの民であるフレディは、物置で偶然見つけた一冊の本を手に、遺跡内の神殿に足を踏み入れる。フレディの好奇心がヒロト達ビルドダイバーズとの巡り会いを果たすきっかけになるとは、まったく想像もつかずに……。
聖獣クアドルンの住むミラーグの山を、新たな拠点とすることに成功したヒロト達ビルドダイバーズ。ヒトツメからエルドラの民を救うための作戦会議が行われる中で、ヒロトは自分のガンプラと、アルスが作りだしたアルスアースリィガンダムのイメージを複雑な想いで重ね合わせていた。 脚本:山田靖智/絵コンテ:戸部敦夫、福田己津央/演出:大久保朋/キャラクター作画監督:小暮昌広、中本尚子/メカ作画監督:久壽米木信弥、高瀬健一
アルスアースリィガンダムとの戦いは、ヒロト達ビルドダイバーズの勝利で終わった。その残骸を前に、アースリィガンダム、そして地面に突き立てられたビームシュートライフルU7。墓標のようにそびえ立つライフルを見つめながら、ヒロトは心の奥底にしまっていた記憶を甦らせていく。
かつて、ヒロトがGBNで出会った少女、イヴ。彼女との思い出は、彼にとってかけがえのないものであった。そして、2人の運命は……。リクがELダイバーのサラを救いだした第二次有志連合戦。その裏で起こっていた、悲しい真実が解き明かされる。 脚本:むとうやすゆき/絵コンテ:増田敏彦、斎藤哲人/演出:鳥羽聡/キャラクター作画監督:西田亜沙子、戸井田珠里/メカ作画監督:大張正己
ヒロト達ビルドダイバーズは、再びリアルで集合することに。エルドラの民達をヒトツメから救うため彼らは、アルスが作りだした新たな強敵に対抗するためのガンプラのパワーアップと、未だ惑星エルドラに心を囚われたままのシドー・マサキの救出について話し合うのであった。そこでパルヴィーズは、驚きの提案をする。 脚本:ヤスカワショウゴ/絵コンテ:榎本明弘、古田丈二/演出:池野昭二/キャラクター作画監督:しんぼたくろう/メカ作画監督:高瀬健一
シドー・マサキの救出をムランから託されたヒロト、カザミ、メイはゼルトザームの捜索を開始する。しかし、レーダーが感知したのは数十機もの敵の大部隊の反応だった。一方、ミラーグの遺跡ではパルヴィーズがフレディと共に、クアドルンの負傷した翼の修復作業を続けていた。 脚本:ヤスカワショウゴ/絵コンテ:斎藤哲人、福田己津央、増田敏彦/演出:大久保朋/キャラクター作画監督:高見明男、小谷杏子/メカ作画監督:山根理宏、松田寛
ヒロト達ビルドダイバーズの活躍によって、シドー・マサキの救出作戦は成功する。目覚めたマサキの見舞いに行くため、「THE GUNDAM BASE」に集まったヒロト、カザミ、パルヴィーズ、メイの4人。そこに突然鳴り響く、バイクのエキゾースト音。乗っていたのは、まさかの人物だった。 脚本:山田靖智/絵コンテ:大槻敦史、増田敏彦/演出:安藤良、三宅和男/キャラクター作画監督:斎藤香、野崎真一/メカ作画監督:平岡雅樹
アルスとの決戦に向けてマギーがプロデュースしたリハーサルミッション、それはGBNでも高難度を誇るロータスチャレンジだった。挑戦者側のヒロト達ビルドダイバーズを待ち受ける強力な有名ダイバー達。その中には、本家であるビルドダイバーズのフォースメンバーも参加していた。 脚本:ヤスカワショウゴ/絵コンテ:古田丈二、榎本明弘/演出:鳥羽聡/キャラクター作画監督:小暮昌広、中本尚子、大籠之仁/メカ作画監督:久壽米木信弥、高瀬健一
GBNでのリハーサルミッションを無事に終え、満を持してミラーグの山に集結するヒロト達ビルドダイバーズ。だが、残された召喚台が光りだし、エルドリウム鏡砂がもう1人のダイバーを顕現させる。 脚本:むとうやすゆき/絵コンテ:大張正己、福田己津央、斎藤哲人、綿田慎也/演出:福田己津央、池野昭二/キャラクター作画監督:西田亜沙子、大貫健一、むらせまいこ/メカ作画監督:大張正己、宇田早輝子、平岡雅樹
ガンプラの民を殲滅するべく、GBNへの強制侵攻を選択したアルス。しかし彼の軍勢を待ち構えていたのは、三度結集したダイバー達、有志連合の姿であった。惑星エルドラから始まったヒロト達ビルドダイバーズの最後のミッションが、ついに始まる。 脚本:むとうやすゆき/絵コンテ:綿田慎也、大槻敦史/演出:綿田慎也/キャラクター作画監督:戸井田珠里、斎藤香/メカ作画監督:久壽米木信弥、高瀬健一、松田寛、山根理宏