猿渡(生瀬勝久)ら赤銅学院高校の教師たちは、春の非行撲滅週間でパトロールをすることになった。久美子(仲間由紀恵)は、最近団結してきた3Dは「大丈夫です」と自信満々に言うが、3Dの連中は猿渡の予想通り、放課後の繁華街をうろついていた。 そんな中、突然、廉(三浦春馬)の姉・薫子(山田優)が学校にやって来る。両親を早くに亡くし、廉と二人暮らしの薫子は、昼は歯科助手、夜はクラブのホステスとして働いていた。薫子の話から、最近、廉が学校で禁止されているアルバイトをしていることが発覚する。すぐに止めさせるという薫子に対し、廉は「家を出てひとり暮らしをする。もうアネキの世話にはならない」と言い放つ。ちゃんと話しをしようとする薫子だったが、廉にその想いは届かなかった。 その夜、てつ(金子 賢)から、廉がホストクラブに入っていくのを見たと聞いた久美子は、潜入捜査を決意し、葵(平山あや)、さくら(星野亜希)と、ホストクラブに行ってみる。しかし、久美子が店内で見つけたのは、廉と同じようにバイトをしようと来ていた、緒方大和(髙木雄也)たちだった。 思うようにいかず、苛立ちながら街をふらついていた廉は、非行撲滅のため見回り中の刑事・石原(近江谷太朗)と口論になり、力任せに石原を殴りつけた。知らせを聞いて駆けつけた久美子と薫子は、懸命に石原に謝るが、当の廉はまったく反省する様子がない。翌日、理事長の赤城(江波杏子)からも退学を覚悟するよう告げられた廉は——。