相変わらず3Dは、ケンカや衝突が絶えず、バラバラだった。久美子(仲間由紀恵)は「このクラスに必要なのは親睦と連帯感だ」と、生徒たちに“缶蹴り”をしようと持ちかけるが、もちろん、誰一人参加するものはいなかった。それどころか、大和(髙木雄也)グループと、廉(三浦春馬)グループの対立は激しくなるばかり——。 そんなある日、ついに、3D全員が見守る中、大和と廉がタイマンを張ることになった。その場に駆けつけた久美子は、タイマンを止めるどころか、「素手の喧嘩なら、止める必要ない」と、声援を送る。そんな久美子を不信に思う3D生徒たち。その時、警察が来ると情報が入り、全員で逃げ出した。 大和と廉に久美子は「なんで、タイマンを張るんだ?」「なんで、そんなに喧嘩がしたいんだ?」と意味のない争いをやめさせようとするが、二人とも「世の中、敵か味方しかいねぇ」「喧嘩しか一番になれるもんがねぇ」と話にならない。 翌日、再び対峙する大和と廉。互角に闘い、倒れ込んだ二人は、武器を手に立ち上がった。そこに久美子が現れ、昨日とは変わって喧嘩を止める。久美子は「自分のためだけに喧嘩しても意味がない」と説教するが、「きれい事ばっか言ってんじゃねぇ」と、二人は去って行ってしまった。 苛立ちがおさまらない大和は、街でぶつかったカラーギャングと殴り合いになる。あわててとめようとする本城(石黒英雄)と神谷(三浦翔平)だったが、気付くと三人はカラーギャングの仲間、10数人に囲まれていて——。