慎(松本潤)は、たまたま久美子(仲間由紀恵)の携帯を拾ったことから、久美子が四代目を襲名するかもしれない大江戸一家の“お嬢”だと知ってしまった。しかし、龍一郎(宇津井健)に「実家のことを黙っていて欲しい」と頼まれ、頭を下げられた慎は、久美子の頑張りぶりを見てきたこともあって、秘密を守ろうと心に決めた。 3年D組の教室では、お嬢さま学校・桃百合女子学院の生徒・森崎亜美に一目惚れした熊井(脇知弘)のことが話題になっていた。これを知った久美子は、先手必勝とばかりに、すぐにでも告白するよう熊井にアドバイス。熊井は、久美子に後押しされて学校帰りの亜美の前に立つが、そこに向井という亜美の彼がやって来て、見事失敗。久美子は、美形の向井がエリート高・神宮寺高校の生徒だと知り、勝ち目がなさそうな熊井を励ました。 しばらくして、学校の廊下で、3年D組の生徒が集団で別のクラスの生徒を殴る騒ぎが起きた。これを見つけた久美子は、喧嘩をするなら1対1でやれ、集団で暴力をふるうような卑怯な真似は許せない、と生徒たちを叱りつける。最近、繁華街で若者グループによるとみられる集団暴行事件が続発。白金学院の教師たちもパトロールに出ていた。久美子は、無抵抗の人間を集団で襲うそのやり方が、自分の生徒たちとダブって我慢できなかったのだ。だが、生徒たちは、まだ喧嘩と暴力の違いを理解できないようであった。 そんな折、熊井が、数人の神宮寺高校の生徒が、亜美と一緒だった向井を締め上げようと計画しているのを聞きつけた。例の集団暴行事件の犯人の中に神宮寺高校の