4月、桜の花が咲く頃。新入生の七倉凛は演劇部に入部する。そして入部からしばらく経ったある日、先輩の北浜瑛二が凛の前で唐突に夢を語るのだった。この日から凛と瑛二の、ちょっとおかしな疑似ハーレム生活が始まる。
凛が瑛二の前で演じるキャラはどんどん増えていく。さらに凛に妹がいることがわかると妹キャラを演じたり、文化祭では変なキャラが生まれそうになったりしていた。
2年生に進級した凛。演劇部には新入生もやってきた。どうすれば頼りになる先輩になれるのか? 瑛二とそんな話をしているうちに、凛の中でまた新たなキャラが誕生する。
ある日の放課後、どしゃ降りの雨の中で帰る瑛二と凛。なぜか楽しそうな瑛二に対して、凛はクールちゃんや小悪魔ちゃんになりつつも雷への恐怖を抑えきれない。そんな中、雨が止むまで瑛二の家に避難することに……。
終業式の日、瑛二に夏休みの予定を聞かれた凛は全力で「夏の予定ありませんからっ!」と答える。そして二人は夏祭りにプールにと夏を満喫するのだが……。
文化祭で舞台を上演することになった演劇部。主演女優の凛は校内を回って文化祭を楽しむことができないが、本番直前、瑛二にあるお願いをするのだった。
いよいよ瑛二の卒業が近づいてきた。部の送別会で上演する劇では瑛二が王子役で出演し、凛と共演することに。そして凛の心の中では一つの決意が芽生えていた。
瑛二と正式に付き合うことになった凛は瑛二の家に遊びに行き、落書きだらけのノートや子供の頃のおもちゃ箱に入った粘土や折り紙を発見する。
瑛二から凛に告げられた、衝撃の一言「今日、大学でクラスメイトに告白された」。もしかして先輩は大学でモテてる!?と、凛の心はぐちゃぐちゃになって……。
付き合うようになってからも凛が敬語のままなことに気づいた瑛二。そろそろ敬語をやめようとなったが、凛のタメ口はまだちょっとぎこちなくて……。
瑛二のある一言で半泣き状態になってしまった凛。瑛二は話を変えようと凛をドライブに誘うが、当日現れた凛は身も心も小悪魔ちゃんになりきっていた。
つーちゃんがショートムービーを制作することになり、瑛二や凛も協力することに。その作品がバズったのをきっかけに凛の運命が大きく動き出す――!