秘密結社・BF団はアンチ・シズマドライブと呼ばれるケース・サンプルを完成させるも、その一つをシズマ博士に奪取された。国際警察機構は博士とケースの保護に成功したが、パリを寸断、すべてのシズマドライブを静止させてしまう。果たしてBF団が企てる「地球静止作戦」とは…!? 今ここに新たな戦いが幕を開けた!
大作たちに迫るBF団ロボット・ウラエヌスとその操縦者イワン。そこへ駆けつけたジャイアント・ロボだが、ウラエヌスのバリアーに阻まれてしまう。その隙に大作を人質にケースをまんまと手に入れるイワン。が、シズマ博士は身を賭してケースを奪取、アンチ・シズマドライブを起動させるが…!?
国際警察機構はアンチ・シズマドライブの影響を受けない燃動力の電磁ネットワイヤーメカを使い、大怪球を地球圏外に葬り去る作戦をたてた。しかし大作と鉄牛はその任務から外され、ロボを国際警察機構の総本山・梁山箔へ移動、封印する別命が与えられたのだった。そして上海で大怪球をとらえたとき、ウラエヌスが現れた!
大怪球に敗れ去り、大地に叩きつけられながらも大作を守ったジャイアント・ロボ。しかし、ロボは静止して動かない。そして銀鈴は禁断の技を使い、アルベルトから大作を救う。上海から脱出する国際警察機構だが、電磁ネットメカを守るため戴宗はただひとり残る。そこへ現れるアルベルト。積年の決着をつけるときがきたのだ!
グレタ・ガルボのコクピットはヒマラヤ山系カラコルムに墜落。幻夜は大作を人質に、銀鈴と鉄牛に第三のケースを渡すことを迫る。高熱にうなされる大作は夢を見ていた。父・草間博士の死、ジャイアント・ロボの腕時計のことなど……。ケースを渡そうとしない銀鈴に幻夜が語る「バシュタールの惨劇」の真実とは……!?
アンチ・シズマフィールドは地球全域に及び、BF団各支部も活動不能に陥っていた。一方、梁山箔ではロボは封印され、そして銀鈴もまたカプセル内でスリープ状態にされていた。呉学人のその行為を理解できず、苛立つ大作。そのころ幻夜は「地球静止作戦」を続行すべく、大怪球フォーグラーを再起動させるのだった!
エネルギー停止現象から7日目の夜、大怪球フォーグラーにたちはだかる中条長官こと静かなる中条は、禁断の技ビッグバン・パンチを撃とうとしていた。そこに響く銀鈴の叫び。銀鈴は梁山箔を聖アー・バー・エーへ転送させる巨大テレポートアウトをおこなっていた。そして、彼女自身も大怪球の中に身を投じるが……!
ある朝、シャワーを浴びていた銀鈴はその隙を突かれて、お気に入りのチャイナ服が無くなっていることに気付く。いったい誰が盗んだのだろうか? 一方で、十傑衆たる衝撃のアルべルトはこれまでに受けていた数々の妨害工作に憤り、銀鈴の拉致を命じた。暗躍するBF団のエージェントは、銀鈴そっくりだがその笑顔が邪悪に歪むブラック銀鈴!
ロボが封印されてしまったことでヤケになった大作は、幻夜の誘いに乗ってほいほいBF団に転職してしまう。現れた大怪球に対し為す術がない国際警察機構……かと思われたが、密かに作られていた銀鈴ロボが大作に奪取され出撃した。銀鈴専用のためチャイナドレス認識システムが備わっていた銀鈴ロボだったが、大作は恥ずかしげもなくチャイナ姿を披露。負けじとエキスパートの面々も全員チャイナに着替えてしまう。……全員アルコールが入っていることもあり、この狂乱の宴はまだまだ終わらない?
謎の遺跡が発見された熱砂の辺境。そこへ、学術調査団と偽って銀鈴と鉄牛がやってきた。BF団のアジトである可能性を考慮して先に遺跡へ調査に向かい、行方を絶った国際警察機構調査団の捜索のためだ。そこで彼女たちは案内役として遣わされた少年ルードと出会った。彼の保護者であるフェダインはBF団工作員であり、とっくに正体を看破していた敵の襲撃を受ける銀鈴たちは遺跡の闇の中で人造人間を相手に激闘を繰り広げる!