手をとりあって上京した美冬と雅也。美冬は、老舗宝石店スカイジュエリーの店員となり、販売成績をあげるため、店長の浜中(吹越満)に近づいていく。浜中は美冬に溺れ、必要以上につきまとうようになるが、やがて、店内で異臭事件が発生。警察は浜中が犯人ではないかと疑うが、捜査の現場で美冬に再会した加藤だけはどうにも納得できない。一方、中々、就職先が見つからない雅也は、近くの定食屋の娘・有子(市川由衣)にいつも励まされながら無為に過ごしていた。ところが、ある日、美冬に指定された下町の工場に出向くと、なぜかその前日、一人の職人が、見知らぬ女に掌を刺され仕事ができなくなっていた…