呪いの笛

Yu finally agrees to become Harunobu’s concubine. Harunobu holds a formal wedding ceremony for Yu to symbolize the ties between the two clans. Kansuke leaves for Shinano to devise a stratagem for further territorial expansion, believing that he has succeeded in prevailing on Yu to change her mind. However, Yu still carries a grudge against Harunobu and pulls a dagger on him.

　由布姫（柴本幸）は晴信（市川亀治郎）の側室となることを承諾した。三条夫人（池脇千鶴）は、由布姫に京から持参した笛を与えた。それは三条なりの姫への共感の証だった。諏訪と武田の結びつきを象徴する出来事を印象づけるため、晴信は姫を迎えるに当たって敢えて正式の祝言の形を取る。諏訪の旧臣は、晴信と勘助（内野聖陽）の狙い通り、その扱いを喜び武田家に忠誠を誓う。しかし、姫自身はいまだ武田への恨みを胸の奥に隠し持っていた。初めて、晴信と床を並べたその夜、姫は一晩中、笛を吹きあかし晴信を近づけようとしない。一方、姫の心を動かすことに成功したと信じた勘助は早くも次の戦の策を練るため信濃に向かう。姫の笛の音を耳にしながら旅立つ勘助。しかし、晴信と姫の寝所で起こっていたのは思いがけない出来事だった…。