正治の祖父が、悪くした足を省みない投網で倒れてしまう。それを介抱したのはシンガーソングライターを目指す新司という若者。実は彼は徳川時代から300年続く、茜屋流アユ師の跡取り息子だったが、曲作りに行き詰まり各地を放浪しているのだという。正春の祖父に請われて新司が投げた投網の美しさに惹かれた三平は、早速投網に挑戦するが、なかなかうまく決まらない。