退職願を残して島を離れた五島健助(吉岡秀隆)は、以前勤務していた大学病院からの手術の執刀依頼に応えるべく東京へと向かう。 そして、胃がんを発症しているかつての担当患者の困難な手術に挑む。 その手術で、健助の後輩である三上新一(山崎樹範)が助手を務めることになった。患者の手術前の細胞診の結果をわざと誤って健助に伝える三上。手術開始後に発覚したその事態にも、健助は気を取り直し冷静に対処し、見事成功に導いた。 手術後、先端医療からはずれたあなたがまさかこれほどのオペを・・・、と語りかける三上に対し、大学病院で働くことはすばらしいことだが、“そうでない場所”でも、医師として学ぶことは沢山ある、と健助は話す。 その後、北海道の離島の診療所に赴任した三上だったが、なかなか島に溶け込むことができずにいた。 そんなある夜・・・。