警察官(けいさつかん)が主人公のドラマを見て、警察官にあこがれるのび太たち。将来(しょうらい)は警察官になろうかなと言うのび太だったが、スネ夫から、「のび太みたいなドジなやつには務(つと)まらないよ」とバカにされてしまう。 その話を聞いたドラえもんは、ためしにやってみたらいいよと言い、『おためし交番セット』を取り出す。それは箱型のまさに交番そのもので、中にあるホワイトボードの勤務(きんむ)表にドラえもんとのび太の名前を書いたところ、二人の服が警察官の制服(せいふく)に変わったからビックリ! ドラえもんによると、勤務表に名前を書くと、一日このおためし交番で警察官の仕事を体験できるのだという。 すると、ちょうどそこに先生がやってくる。おもわずかくれようとするのび太だったが、制服姿(すがた)ののび太を見た先生は、「のび巡査(じゅんさ)」と声をかける。おためし交番セットの制服を着ていれば、だれからも警察官としてあつかわれるのだ。 その後、スネ夫としずかも警察官になり、みんなで町の安全を守ることに。さっそく市民からの通報(つうほう)が入り…!? のび太が昨日食べたすき焼きの話をしていたところ、スネ夫から、うちのすき焼きは高級食材がいっぱいでいつも食べきれないと自慢(じまん)されてしまう…。くやしくなったのび太は、スネ夫の自慢話をやめさせてほしいとドラえもんにたのみこむが、ちょうど朝からならんでようやく買えた高級どら焼きを食べようとしていたドラえもんは拒否(きょひ)。 そして、ドラえもんがどら焼きを口にした瞬間(しゅんかん)、のび太がたまたまドラえもんのポケットから取り出したイカのような道具が動いて光り、ドラえもんが食べているのと同じどら焼きを、ママがおやつに持ってきた。ドラえもんが同じものを食べていることに気づいたママは、のび太だけにどら焼きをわたす。 ドラえもんによると、これは『コウヘイカ』というひみつ道具で、みんなを公平にしてくれるのだという。そのため、のび太も同じどら焼きを食べることができたのだ。それを聞いたのび太は、コウヘイカを使って、スネ夫の自慢に対抗(たいこう)しようと考えるが…!?