加賀美屋では、もめ事が起きていた。柾樹(内田朝陽)が旅館組合への寄付金を断り、伸一(東幹久)が柾樹に詰め寄ったのだ。「経営を刷新するために、古い悪習を断ち切るべきだ」という柾樹の主張に、環(宮本信子)は理解を示すが、かえって家族内の不和は大きくなる。一方、遠野の夏美(比嘉愛未)は、急用のできた政良(奥田瑛二)に代わり、一晩だけ5人の子どもたちの面倒をみることに。その晩、不思議な来訪者がやって来る。