加賀美屋で年に一度開かれる茶会で、カツノ(草笛光子)が大女将(おかみ)を引退すると公表した。今後は環(宮本信子)が名実ともに女将として旅館を取り仕切ることになる。カツノは代々女将が引き継ぐ空の玉手箱を環に手渡し、「その意味を自分で考えるように」とだけ伝える。夏美(比嘉愛未)は再び修業をはじめるが、従業員たちは納得できずに反発する。そこに、加賀美屋の様子をうかがう彩華(白石美帆)という女が現れる。