江崎究(江口洋介)は、以前修業していたイタリアの有名店「テレーザ」から、新しくオープンするシンガポール支店の料理長になって欲しいと誘いを受ける。「テレーザ」のマネジャー・フェリーニが、2日後に来日する際に返事が欲しいという。同じ頃、「ロッカビアンカ」では営業は始まっていて、客からメニューにはないカボチャのトルテッリが食べたいとオーダーが入る。今井耕助(松重豊)は味の決め手となるモスタルダがないからと断る。しかし、どうしても食べたいと再度オーダーが入り、今あるものを使って即席で対応することにした。帰る途中、店に電話を入れた江崎は辰巳沙織(倉科カナ)から状況を聞き、最終的な味の調整は自分がやるからと、料理を出すのは待つように指示を出す。しかし、沙織がそれを伝える前に料理がテーブルに出されてしまった。
店に着いた江崎は、着替えもせずに厨房に飛び込む。料理がすでに出されたと聞き、残ったものを味見するが、その想像以上のおいしさに驚く。着替えるため厨房を出た江崎は、今井の指示のもと、きびきびと働く厨房スタッフたちを無言で見つめた。
ある日、ランチ営業後にみんなでくつろいでいると、沙織が「カーザ・トリーノ」から予約が入ったと飛び込んでくる。「カーザ・トリーノ」とは、世界中のイタリアン・レストランを三ツ星で格付けしているガイドブックで、アジアには星が2つの店はなく、星1つの店でも、日本には「ロッカビアンカ」も含め3軒しかないほど評価が厳しい。今回の評価で星がなくなればダメージは大きいと困惑する一同。しかも、江崎が格付け評価のために料理を作ってくれるか心配をする。しかし、沙織が事情を話すと、意外にも江崎はすんなりと引き受ける。舌の肥えた審査員をギャフンと言わせたらさぞかし気持ちがいいだろうと、今井に話をふる江崎。今井がその言葉に同意した直後、江崎は「カーザ・トリーノ」の審査員に出す料理はすべて今井に任せると言い出し・・・。
在上一話中,江崎迎來了新工作邀請,即是成為著名餐廳的廚師長,這可以說是廚師的最高榮耀,但江崎為了自己所在的店而推辭了這一機會。由此才引出他與老店主之間的一段過往,當年正是老店主的菜使其體會到了意大利菜的美味,由些將其引導上了廚師之路,這次回來正是為了報恩。與所有的美食日劇一樣,最後還是會有一場比賽,這就是他與廚師長之間在美食評審面前的比拼。如果按傳統套路,應該是江崎險勝或者大勝,但在這裡卻是他敗了,而他也借此機會讓其餘的人明白,在他幾個月的培養之下,所有的人可以膠離他而獨立支撐全店,而他的存在在某種意義上也如上任店主一般,是對後輩信心的干擾。也許正是大樹下面不長草這句名言一樣,太強的人物存在一個部門之中,往往會使其它人失去展示的機會,最終在這個靈魂人物消失之後,整個部門便垮了,這裡則是展現出一種良師的精神,即是在關鍵時刻離開。在全劇的最後,江崎在另一所小廚房中做著自己喜歡的廚藝研究,似乎他在另一個地方培養後輩一般。