東京で働く文也(小橋賢児)や、一風館の住人たちのもとにも恵里(国仲涼子)の出産が間近だという報せが届いていた。陣痛に苦しみながら、出産にのぞむ恵里。遠く病院の待合室で、文也はただ祈ることしかできない。そしてその時がやってくる。元気な産声とともに産まれてきたのは、男の子だった。翌朝、目覚めた恵里の前に、東京から駆けつけた文也がいた。大仕事を成し遂げた恵里に、文也は心の底から礼をいう。