文也(小橋賢児)が小児科を訪れると、すでに少年はこの世を去っていた。自分の兄と同じ病気でまた若い命が失われたことにショックを受け、文也はおもわず慟哭してしまう。そのようすを、たまたま通りかかった恵里(国仲涼子)が目撃する。夜、仕事が終わりナースステーションを出た恵里は、文也が休憩コーナーの自販機のそばでうなだれているのを見かけ、声を掛ける。文也は自分が医者になろうと決めたきっかけを恵里に話し出す。