大学に落ちてもやはり東京に行きたいと言い出した恵里(国仲涼子)。家族の前で、東京に行きたいのは、文也と会いたいだけではない。東京で自分のやりたいことを探す、と熱く訴える。父・恵文(堺正章)と母・勝子(田中好子)は娘が何の算段もなく東京に行くことを強く反対するが、おばぁ(平良とみ)は自分も昔、沖縄を出て海の向こうの世界を見てみたくて家出した過去を語り、理解を示す。恵里の卒業の日が近づいていた。