草若の名を草々に継がせることで、一門の危機を乗り越えようと考えた草原に、四草はかたくなに反対します。喜代美も小草若のことを考えると、素直に賛成できません。そのころ、行方をくらませていた小草若が突然、小浜に現れます。連絡を受けた喜代美は大あわてで駆けつけますが、小草若は「自分はもう落語家ではない」と言い放つのでした。