草若の病室に、フリーライターの奈津子が訪ねてきました。「ずっと喜代美を追い続けてよかった」と話す奈津子に、草若は「徒然亭若狭(つれづれていわかさ=喜代美)がどんな落語家になるかを最後まで見守って、書き残してください」と頼むのでした。そこに、喜代美たちが現れます。「自分にも、もっと師匠の落語を教えてほしい」と訴える喜代美に向かって、草若はほほえんで語りはじめます。