高校3年生になった喜代美は、才色兼備の同級生・清海の陰で相変わらず脇役人生を送っていました。父・正典は清海の父・秀臣のもとで修行を終え、若狭塗箸(わかさぬりばし)の職人として独立。母・糸子は塗箸店の開店準備に余念がありません。一方、喜代美のクラスは、学園祭で三味線ライブをやることになります。祖母の小梅に三味線を教わった喜代美は、思わず出演したいと手を挙げようとしますが…。