エリート街道まっしぐらの鷹宮真(松嶋菜々子)の出身校、私立松泉女学館中・高等部に裏口入学の疑惑が持ち上がる。厳しくも優しく、温かい教育を受けた真にとって、にわかに信じられない。現在の学長も真が学んだ当時と変わらない楠本春子(草笛光子)である。卒業生として講演した後に春子に再会した真は、あり得ないことと確信していた。真に疑惑を打ち明けたのは永瀬洋海(福山雅治)。教育特集の担当を命じられた洋海は、久瀬光彦(渡辺いっけい)と娘の千尋(碇由貴子)の松泉女学館学校見学会に同行。その帰り道、久瀬が議員(森富士夫)から紹介された事務局長(加賀谷純一)に、入学前に寄付金を払えば千尋の入学を約束すると言われたと洋海は耳にしたのだった。