森田まさのりの同名漫画を原作に、お笑いに青春をささげる若者たちを描く。“学園の爆笑王”を名乗る高校生・圭右(間宮祥太朗)が、いつものように昼の校内放送でトークしていると、そこへ転校生・辻本(渡辺大知)が現れる。圭右は辻本が関西人と知るや強引に放送に出演させるが、辻本の絶妙な切り返しに驚く。
辻本(渡辺大知)は、圭右(間宮祥太朗)を先輩の芸人・デジタルきんぎょのライブに連れていく。楽屋に案内された圭右は辻本の「おとなしくしろ」という忠告を無視し、デジタルきんぎょの金本(駿河太郎)に、自分で書いた漫才の台本を渡してしまう。すると、金本から「面白くない」と厳しい駄目出しを受ける。
圭右(間宮祥太朗)と辻本(渡辺大知)のコンビ“きそばAT”は、日本の漫才師の頂点を決める大会にエントリー。圭右は一回戦くらいは余裕で突破できると調子に乗り、ろくに練習もしないまま予選に臨む。しかし、予選で思うような漫才ができず、周りの芸人たちからもばかにされた圭右は、一人いら立ちを募らせる。
圭右(間宮祥太朗)と辻本(渡辺大知)は、圭右の姉・しのぶ(徳永えり)が芸人の根津(田中幸太朗)と一緒にいるところを目撃する。女癖が悪いことで有名な根津としのぶが一緒にいることが許せない圭右は、二人の関係を探り始める。しのぶと根津が再び会う約束をする会話を聞いた圭右は、二人の前に押し掛ける。
辻本(渡辺大知)は藤川(尾上寛之)から、コンビとして圭右(間宮祥太朗)と本音を言い合うべきとアドバイスを受けるが、辻本はそれができないままでいた。後日、辻本は漫才大会の準決勝に、藤川らの応援へ行く。そこで、構成作家の下柳(波岡一喜)から、藤川と金本(駿河太郎)のコンビの過去を聞かされる。
辻本(渡辺大知)は意を決して圭右(間宮祥太朗)に本音をぶつけるも、それに怒った圭右と殴り合いのけんかに発展してしまう。そこに藤川(尾上寛之)が死んだという訃報が飛び込んでくる。圭右らは慌てて藤川の元に向かうが、病院に相方の金本(駿河太郎)がいないことに気付き、圭右は怒りをあらわにする。
圭右(間宮祥太朗)、辻本(渡辺大知)らは高校の卒業式を迎える。卒業を機に一人暮らしを始めた圭右は、次なる目標を「漫才新人グランプリ」に合わせ、意欲的にネタを作り始める。一方で静代(小芝風花)とはるか(柳ゆり菜)、梵(浅香航大)と上原(早乙女友貴)らも同じ大会を目指し稽古に励んでいた。
圭右(間宮祥太朗)と辻本(渡辺大知)は「漫才新人グランプリ」に向けて養成所で稽古を開始。圭右は養成所の講師から、せりふ覚えの悪さを「アドリブでごまかすな」と注意されてしまう。1次予選を無事通過し迎えた2次予選で、圭右はアドリブを封印。台本通りに漫才をするが、その影響で勢いを失い受けなくなる。