夏休みも終わり、二学期がスタートした。真琴(広末涼子)は、高校生活へ戻り、広海(反町隆史)と海都(竹野内豊)は、まだしばらくは“ダイヤモンド・ヘッド”の従業員としてここにいるらしい。ある日のこと、春子(稲森いずみ)の元に、一通の手紙が届いた。しかし、それは待ちわびていた息子・春樹(大高力也)からではなく、その父、つまり春子を捨てた吉永一樹(入江雅人)からのものだった。仕事の都合でシンガポール行きが決まり、その前に一度、春子を会わせるために“ダイヤモンド・ヘッド”に来るという。一日だけ“お父さんの知り合い”ということで春樹と過ごすことになる春子。でも、広海と真琴は、母と名乗れない春子の立場は、かわいそうだといい、それは春子が決めることという海都と口論になってしまう。これを見て春子は「どんな時にも、私は母親としてあの子が一番いいと思うことをしてやりたい」と言うのだが・・・。いつまた会えるのか、この日のことを覚えていてくれるのかもわからない我が子のことを思うと、寂しさは隠せない。そこで、広海と海都は、春子と春樹のために、壮大な思い出をつくってあげようと思いつく。